リコリス・ラジアータ

 

この花弁をみて何を思うの

孤独に刺す薬などないけれど

時間を使いましょう

時間を使いましょう

 

気にしなくていい事で沢山傷ついたね

敏感で弱い心のあなたが

 

わざわざ何を探しに来たと言うの

手を伸ばして

 

かなしい？私は彼岸花

身勝手に名前をつけられただけ

あなたとは少し似てるね

姿は違えど

誰にだって知る事の出来やしない

価値のある闇を増やして歩いた

深く　深く

 

気づかないふりをして黙っていた事

こんな所にまで抱え込んでしまって

いまさら吐き出せないって

寄り添いただ待つそんな横顔

見守ることしか出来なかった

 

随分と経ったけど

もう涙は乾いたかい

心はまだ燃えてるかい

飛び出す背中

この手で支えるぜ

さぁ目をひらいて

 

さみしい？と笑った彼岸花

しばらくはここまで来なくてもいいよう

旋律を捧げよう

 

さよなら 私は彼岸花

出来れば二度と会わない方がいい

命あれ、命さえあれば

もう一度笑って

素晴らしい日々ばかりではないけど

あなたの真実が美しいように

高く　空で